三町人(読み)さんちょうにん

世界大百科事典(旧版)内の三町人の言及

【尼崎又右衛門】より

…4代茂孝のとき帯刀も許され,延宝年間(1673‐81)に新剣先船100隻を建造して,大和川の舟運に乗り出し,次いで元禄年間(1688‐1704)には尼崎新田を開発,さらに文化年間(1804‐18)には寒天一手取締りの特権を得た。初代が徳川家康に物資を供給して,その覇権確立を助けたため,同じく徳川氏と縁故のあった寺島藤右衛門家,山村与助家とともに,つねに城中に出入りし,江戸から到来の奉書を開封言上したほか,諸役人会合の席には必ず列座,城代・定番の指揮を受けて所用を弁じ〈三町人〉と称された。惣年寄・町年寄の上位の格式であった。…

※「三町人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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