世界大百科事典(旧版)内の三硝酸グリセリンの言及
【エステル】より
…これはヨウ化メチルと硫酸銀とを高温で反応させて製造する。ダイナマイトの基剤としてよく知られているニトログリセリンはグリセリンの硝酸エステルで,正しくは三硝酸グリセリンと呼ばれ,グリセリンを冷却した1:1混酸(硫酸+硝酸)中に滴下して得られる。亜硝酸アミルC5H11ONOは快香をもつ液体(沸点96℃)で,血管を拡張する作用があるため狭心症の治療薬として用いられる。…
※「三硝酸グリセリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」