不受理申出(読み)ふじゅりもうしで

世界大百科事典(旧版)内の不受理申出の言及

【戸籍】より

…しかし,1952年の法務省の民事局長通達は,協議離婚届の受理のときに,当事者の一方に離婚の意思がない場合には,市区町村長は離婚届の不受理処分ができるものとした。その後,この取扱いはしだいに整備され,76年の民事局長通達〈離婚届等不受理申出の取扱いについて(先例変更)〉により,すべての創設的届出につき,当事者の一方があらかじめ届出の意思のないことを本籍地市区町村長に申し出れば,他方が提出した届出は受理されないこととなった。 また戸籍法が,国籍・戸籍一致の原則と同一戸籍同一氏の原則をとっていることから,いわゆる国際結婚をした人については,戸籍法が本来予定する,夫婦(あるいは父または母)およびこれと氏を同じくする未婚の子を単位として戸籍を編製するという原則が貫徹されていない。…

※「不受理申出」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」