不均分相続(読み)ふきんぶんそうぞく

世界大百科事典(旧版)内の不均分相続の言及

【相続】より

…また家長としての地位や祖先の墓地・位牌などは一つに限定されるから子供のうちの1人に伝達される。したがって相続継承の対象となるものの性格は相続継承が一子のみに対して行われるか,多子に対して行われるかを決定するから,財産相続における均分相続と不均分相続の2形態を生じる。相続継承者の続柄は,これまでの相続継承研究の中心的課題であり,さまざまな類型化が試みられてきたが,長子(ちようし)相続(長男相続),姉家督(あねかとく)相続(初生子相続),末子(まつし)相続,選定相続の4類型に分けるのが妥当である。…

※「不均分相続」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」