不等率(読み)ふとうりつ

世界大百科事典(旧版)内の不等率の言及

【配電】より

…そのためには需要家の種類,数,負荷の時間的変化,負荷密度などを的確に把握するとともに,将来の発展の動向も見通さなければならない。需要特性を表す係数として,需要率=(最大需要電力)×100/(設備容量)や,需要家相互間や配電設備相互間で最大需要電力の発生時間に差があるので,各負荷を合計したものの最大電力は,個々の最大電力の和より一般に小さく,その程度を表す不等率=(各負荷の最大需要電力の和)/(合計したときの最大需要電力)や,ある期間中の負荷の平均電力と最大電力の比を表す負荷率=(ある期間中の負荷の平均電力)×100/(その期間中の負荷の最大電力)や,損失係数=(ある期間の電流の2乗の平均)/(その期間の最大電流の2乗)が用いられ,配電計画を立てるうえでの基礎的な指数としている。負荷率が高いほど供給設備は有効に利用されていることになるので,その大小は電力料金算定上に大きな関係がある。…

※「不等率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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