《世界の複数性に関する会話》(読み)せかいのふくすうせいにかんするかいわ

世界大百科事典(旧版)内の《世界の複数性に関する会話》の言及

【フォントネル】より

…近代派で進歩の思想を奉じる彼にとっては,科学こそ近代人の優位を立証するものであった。さらに《世界の複数性に関する会話Entretien sur la pluralité du monde》(1686)において,彼はデカルトの渦動説を援用して天体の運動を説明するなど近代科学の普及につとめ,さらにキリスト教の地球中心型の考えに対抗して,他の天体に生物が存在するという仮説を提唱している。また《神託の歴史Histoire des oracles》(1687)を書いてキリスト教の神学と奇跡を分析・批判し,神託なるものが司祭たちの偽瞞であることを証明した。…

※「《世界の複数性に関する会話》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む