《世界法の理論》(読み)せかいほうのりろん

世界大百科事典(旧版)内の《世界法の理論》の言及

【世界法】より

…ツィーテルマンおよび彼の後継者クラインPeter Kleinが論じた世界法とは国際的に統一された内容をもつ私法のことである。日本の代表的商法学者の一人でありカトリック自然法論の唱道者でもある田中耕太郎はその大著《世界法の理論》(全3巻,1932‐34)と《続世界法の理論》(全2巻,1972)において,独自の世界法論を展開したが,彼の世界法概念は普遍人類共同体としての世界社会を規律するいっさいの法を意味し,いわゆる〈統一法〉だけでなく,法の抵触や国籍の抵触を処理する国際私法,さらに国際法をも含む。田中の世界法論は主権国家秩序を超えた普遍人類的基盤に立つ世界社会の法が,単なる理念にとどまらず,部分的には現実的に存在することを主張する。…

【田中耕太郎】より

…60年文化勲章受章。著書は《世界法の理論》全3巻(1932‐34)をはじめ,《法律学概論》《教育基本法の理論》など多数。【長尾 竜一】。…

※「《世界法の理論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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