世界消費者機構(読み)せかいしょうひしゃきこう

世界大百科事典(旧版)内の世界消費者機構の言及

【消費者運動】より

…またアメリカでは64年,弁護士ラルフ・ネーダーRalph Nader(1934‐ )が自動車の安全性を問題にして企業告発の運動を始めて大きな成果をあげ,世界的に新しい型の消費者運動を発展させるうえで大きな役割を果たしている。この間,1960年には各国消費者団体の連合組織として世界消費者機構International Organization of Consumers’ Unions(IOCU,本部ハーグ)が設立され,83年現在50ヵ国の121団体が加盟しており,国際連合とも協力しながら全世界の消費者運動の推進に貢献している。 日本では第2次大戦まで,生活協同組合(生協)すら未発達で消費者運動はほとんど存在せず,敗戦後の窮乏状態のなかで生協の定着,主婦連合会などの婦人団体による陳情型の運動の開始によってその歴史が始まった。…

※「世界消費者機構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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