両極的発展論(読み)りょうきょくてきはってんろん

世界大百科事典(旧版)内の両極的発展論の言及

【従属論】より

… 以上のような〈フランク理論〉に対し,世界中で賛否両論がまきおこった。日本においては,すべての国が同様のプロセスをたどって発展すると考える〈単線的発展論〉に対する批判としての〈両極的発展論〉,あるいは資本主義は本来的に独占的性格をもつとする〈通時的帝国主義論〉として評価された。しかし一方では,民族や国家などのナショナルな枠組みの欠落,世界市場との包摂関係という流通面のみをみる生産関係欠落論,低開発の外因決定論であるという指摘などからなる批判をも浴びている。…

※「両極的発展論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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