中ぐり棒(読み)なかぐりぼう

世界大百科事典(旧版)内の中ぐり棒の言及

【中ぐり盤(中刳盤)】より

…すでに開けられている穴をさらに大きくして,精確な寸法の穴に仕上げるための工作機械。工具を回転しながら穴の軸心方向へ送るための中ぐり棒が用いられることが特徴で,工作物はテーブル,または床板上に固定して置き,工具を取り付けた中ぐり棒を軸心方向に送るか,またはテーブルを穴の軸心方向に送るかして加工を行う。中ぐり盤は旋盤とともにもっとも古くからある工作機械の一種であり,ワットの蒸気機関の成功も,J.ウィルキンソンの中ぐり盤によってシリンダーの精密加工が可能となったことに負うところが大きい。…

※「中ぐり棒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む