世界大百科事典(旧版)内の中央儲備銀行の言及
【軍票】より
…前3者の軍票は銀兌換(だかん),シベリア出兵軍票は金兌換を建前として通用の安心を図ったが,日華事変以降は金,銀の字を冠しなくなり,管理通貨的性質が強まった。また,1940年中国の日本占領地で汪兆銘政府の中央儲備(ちよび)銀行が設立され,儲備券の流通拡大とともにその軍票化が進行した。南方占領地においては,従来の円表示にかえて現地通貨表示の軍票を発行したが,42年南方開発金庫が設立され,その南発券(南方開発金庫券)が軍票の役割を果たすようになった。…
※「中央儲備銀行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」