世界大百科事典(旧版)内の中央労働共同体協定の言及
【ドイツ革命】より
… 労働者・兵士の革命に直面して,軍部は,社会民主党と結んでこれを抑えようとし(11月10日のエーベルト=グレーナー協定),産業界は,労働組合と結んで資本主義体制の維持と経済政策への発言権の確保をはかった(11月15日のシュティンネス=レギーン協定)。このシュティンネス=レギーン協定(中央労働共同体協定Zentralarbeitsgemeinschaftともよばれる)では,労働組合が初めて対等の交渉相手として認められ,また8時間労働日が承認された。しかしルール地方では,戦争中,産軍一体のきびしい弾圧体制のもとで酷使されてきた炭鉱労働者が,労働時間のいっそうの短縮と賃上げを求めて,各炭鉱の従業員集会・従業員委員会を中心にストライキ運動を展開した。…
※「中央労働共同体協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」