世界大百科事典(旧版)内の中小商工業の言及
【中小企業】より
…このタイプの経営の特徴は,新問屋制工業といわれたように,零細にせよ機械制経営ではあるが,問屋から原材料の支給を受け,あるいは資金を依存するなど,問屋に依存するものが多かったことである。昭和になると,政府は第1のタイプとともに,これら中以下の企業を中小商工業と呼び,組合の設立を助成するなど,保護と振興対策を講ずるようになった。第2次大戦後には,かつて輸出向きであった玩具や繊維製品のように発展途上国の企業の追上げによって市場を失った分野もあるが,プラスチック製品のように新たにこの系統で発展しているものもある。…
※「中小商工業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」