世界大百科事典(旧版)内の中層住宅の言及
【集合住宅】より
…さらに55年には,広域的な大都市圏の住宅需要にこたえて,大規模な宅地開発を行い大団地の住宅建設を行うものとして日本住宅公団が発足,1000~5000戸の団地を次々に開発し,60年代に入ると,自治体と協力して人口10万人をこすニュータウンを建設するようになる。これらの団地は4~5階建ての中層住宅を主体として郊外住宅地を形成し,昭和期の住宅地の一つの典型をつくったといえる。 これらの団地は,短期間に大規模な住宅地を建設したために,都市機能上,社会学上いくつかの問題点をはらんでいたが,住宅需要にこたえ,良好な住環境を保ちつつ市街化を促進していった意義は大きい。…
※「中層住宅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」