世界大百科事典(旧版)内の中毒性難聴の言及
【難聴】より
…両者の大きな相違は,内耳(蝸牛)が障害された内耳性難聴では,音が大きく響いて困るというレクルートメント現象(補充現象)を示すことである。内耳性難聴は過大な音を突然きいたために起こる音響外傷,長年月の間,強大音にさらされたために起こる騒音性難聴(職業性難聴ともいう),ストレプトマイシンに代表される聴器毒による中毒性難聴,めまい発作を伴うメニエール病,原因不明であるが突然に高度の難聴をきたす突発性難聴などがその代表例である。難聴の程度はある特殊な周波数帯域,たとえば,4000Hzのみが低下する場合から全聾になるものまで多種多様である。…
※「中毒性難聴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」