中英公司(読み)ちゅうえいこんす

世界大百科事典(旧版)内の中英公司の言及

【ジャーディン・マセソン[会社]】より

…さらに,運輸,保険,造船,埠頭,倉庫,製糸工場,公共事業,不動産などの諸事業を手がけ,中国政府への借款もおこなっている。98年(光緒24)には香港上海銀行と共同で中英公司(コンス)British and Chinese Corporationを組織し,京奉(京瀋,北京~瀋陽),滬寧(こねい)(上海~南京),広九(広州~九竜)その他の鉄道建設のための借款を行うなど,貿易のみならず,企業経営や投資活動を活発に進めた。第2次大戦後,1954年に中国から撤退し,香港を拠点にJardine,Matheson Holdings Ltd.の社名で,東南アジア,太平洋諸地域,南アフリカ,中東,アメリカの各地域に進出し,国際商社の地位を強めつつある。…

【香港上海銀行】より

…香港,上海,横浜,シンガポールを中心に為替業務から出発したが,70年代以降清朝政府に対する借款も取り扱い,外国諸銀行の中で回数,総額ともに最大である。98年(光緒24)にはジャーディン・マセソン会社と共同して,鉄道投資を目的とする投資会社中英公司The British and Chinese Corporationを設立した。1911年の辛亥革命の後は,関税管理銀行の一つとなり,海関税の預託を受け,中華民国政府の財政に大きな影響力をもった。…

※「中英公司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android