中衛大将(読み)ちゅうえのだいしょう

世界大百科事典(旧版)内の中衛大将の言及

【中衛府】より

…聖武天皇と藤原氏とが自己の政治的地位を保持する目的で設置した可能性がつよく,また農民層である衛士(えじ)を武力の主体とした令制五衛府の弱体化に対処する意味もあったと考えられる。8世紀中葉には藤原仲麻呂が中衛大将となり,中衛府は仲麻呂の専制維持のための武力となった。しかし764年(天平宝字8)の仲麻呂失脚後は,同じく舎人を武力の主体とする近衛府(このえふ),外衛府(がいえふ)が設置され,中衛府の特権的地位は失われた。…

※「中衛大将」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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