中間発行増資(読み)ちゅうかんはっこうぞうし

ASCII.jpデジタル用語辞典 「中間発行増資」の解説

中間発行増資

会社増資のために株式発行をする場合、株式の額面を定める方式は次の3つに大分される。額面発行時価発行、そして中間発行である。額面発行は発行する際に会社が定める価格を売却する額面とする方式、時価発行は、従来の株式の現在の市場価格を売却する額面とする方式。そして中間発行は、額面と市価の中間の価格を売却する額面とする方式である。この中間発行によって増資を行なうことを中間発行増資という。

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世界大百科事典(旧版)内の中間発行増資の言及

【時価発行】より

…これに対して新株の発行価額を券面額とする場合,それぞれ額面発行,額面発行増資という。また時価と券面額の中間のある価額で新株を発行する場合,それぞれ中間発行,中間発行増資という。
[概観]
 券面額より高い価額で新株を発行する増資は,1906年ころからアメリカで実施されたと伝えられるが,詳細は明らかでない。…

【中間発行】より

…株式会社は増資をするに際して新株を発行するが,新株の発行価格を時価と額面の中間のある価格に定めて行う発行方法をいい,この方法による増資を中間発行増資(単に中間発行ともいう)という。中間発行増資は時価よりも低い価格で新株を発行するので,株主以外の者にとくに有利な価格で新株を発行することを強く制限した商法の規定(280条ノ2)により,株主割当てとなる。…

※「中間発行増資」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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