朝日日本歴史人物事典 「中院定平」の解説
中院定平
鎌倉時代後期から南北朝時代前期の公家,武将。村上源氏。左少将,のち右中将。『太平記』によれば,はじめ後醍醐天皇の鎌倉幕府を討つ運動に加わり,同天皇の隠岐配流中は護良親王の側近として,さらに建武新政下では天皇配下の武将として活動。建武3/延元1(1336)年5月湊川の戦で足利軍に敗れたのち,同10月河内(大阪府)へ隠れて以降消息不明。
(森茂暁)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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