丸網抄紙機(読み)まるあみしょうしき

世界大百科事典(旧版)内の丸網抄紙機の言及

【抄紙機】より

…水平に置いたエンドレスのワイヤにパルプ懸濁液を流し,ワイヤが移動する間に脱水してシートを作るので,これを長網抄紙機といい,発明者にちなんでフォードリニアマシンともいう。それに対しワイヤを円筒形の枠に張りパルプ懸濁液の中で回転させて円筒内に水を吸引することによってワイヤ上に紙層を形成する抄紙機を丸網抄紙機という。丸網抄紙機はディッキンソンJ.Dickinsonが1809年にイギリスの特許をとっているが,その2,3年前から実用に供していた。…

※「丸網抄紙機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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