丹生暦(読み)にうごよみ

世界大百科事典(旧版)内の丹生暦の言及

【伊勢暦】より

…伊勢の宇治および山田から頒行されていた暦。伊勢神宮の御師が神宮のお札とともに持参するみやげ物としては暦がもっとも喜ばれ,初めは京暦(経師暦)や丹生(にう)暦が用いられていた。伊勢の御師たちが全国に配る暦は膨大で,やがて自然のなりゆきとして伊勢暦が生まれ(1632年(寛永9)より),ついには江戸時代の代表的暦に成長した。…

【暦】より

…他の地方暦と暦日相違のことがあれば京都の暦日が標準とされる。
[丹生(にう)暦]
 三重県の丹生というところの賀茂家から版行されていた暦で,16世紀の中ごろにはすでに発行されていたことは確実。のちに伊勢から頒布された伊勢暦におされて発行部数はわずかになってしまった。…

※「丹生暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android