世界大百科事典(旧版)内の主意主義的行為理論の言及
【パーソンズ】より
… パーソンズは1937年に800ページにのぼる大著《社会的行為の構造The Structure of Social Action》によって学界に登場した。彼は,19世紀以来のヨーロッパ思想史における人間行為についての見方を,(1)実証主義的行為理論,(2)功利主義的行為理論,(3)理念主義的行為理論の三つに分け,この3者の収斂(しゆうれん)する地点において一つの新しい総合的な行為理論を構想して,これを〈主意主義的行為理論voluntaristic theory of action〉と名付けた。主意主義的行為理論は,極端な功利主義や極端な理念主義のいずれに偏することも避ける。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」