世界大百科事典(旧版)内の主穀式農法の言及
【輪栽式農法】より
…やがて中部ヨーロッパに拡大した農業においては,耕地を3分し,3分の1の耕地を休閑する三圃式農法(三圃制)が一般化してくる。いずれも栽培される農作物はコムギ,オオムギなどの穀類であり,これらの農法は一括して主穀式農法と呼ばれる。その後三圃式農法は,休閑地に牧草を栽培する改良三圃式または穀草式と呼ばれる農法へと展開していくが,さらに18世紀の初めには,耕地を4分し,穀類と牧草および根菜類を順次作付けする四圃式の輪栽農法がタウンゼンドCharles Townshend(1674‐1738)の考案,努力によってイギリスで確立する。…
※「主穀式農法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」