世界大百科事典(旧版)内の乗りぞめの言及
【仕事始め】より
…また主として小正月に,繭玉や粟穂稗穂などを作って作物の豊穣を祈ったり,農作業の諸段階を演技的に行って一年の順調であることを願う予祝儀礼も,広い意味では仕事始めに入るといえよう。漁業の場合には乗りぞめ,船祝いなどといわれ,2日などに,船を出して湾内を一周ぐらいして海中に神酒を注いだり,簡単に漁をしたりし,戻ったあと集まった人々に船上から餅や蜜柑をまいたり,船主,網主宅で祝いをする。商家では2日に盛大に初荷を送り,初売りを行って商売繁昌を願う。…
※「乗りぞめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」