九一色衆(読み)くいしきしゅう

世界大百科事典(旧版)内の九一色衆の言及

【九一色郷】より

…甲駿間を最短距離で結ぶ中道が走っており,木工品の販売のため郷民は古くから商業に携わっていた。武田氏は国境警備や材木奉公等のために,この地の名主層である九一色衆を重用し,保護のために諸商売免許の特権を与えた。九一色衆は1582年(天正10)徳川家康の入甲に功あり,徳川家康からも郷民の特権が承認され,以後郷民は近世を通し九一色郷特権商人として,西郡のタバコ,駿河の茶や魚類,塩等を扱い,近隣の国々まで広く商売を行った。…

※「九一色衆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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