乱刃(読み)みだれば

精選版 日本国語大辞典 「乱刃」の意味・読み・例文・類語

みだれ‐ば【乱刃】

  1. 〘 名詞 〙みだれやきば(乱焼刃)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の乱刃の言及

【日本刀】より

…刃文を構成している粒子が〈沸(にえ)〉と〈匂(におい)〉であって,ひじょうに細かくて肉眼で見分けられないほどのものを匂といい,銀砂子をまいたように粗い粒のものを沸といって区分するが,要は粒の大小の差であって,科学的には同じ組織である。刃文は形によって〈直刃(すぐは)〉(まっすぐの刃文)と〈乱刃(みだれば)〉に大別され,直刃には刃の幅の広狭により〈細直刃〉〈広直刃〉〈中直刃〉などの別があり,乱刃には形によって,〈丁子乱(ちようじみだれ)〉(チョウジの花の形に似るという)や〈互の目(ぐのめ)乱〉〈三本杉〉〈濤瀾(とうらん)乱〉〈のたれ(湾れ)〉などがある。切先部の刃はとくに〈帽子(鋩子(ぼうし))〉といい,直ぐのもの,乱れるもの,掃(は)き掛けるもの,火炎状に立ち上るものなどがあり,先のほうはまるくなるか,とがるか,掃き掛けるかして棟のほうへ返るものである。…

※「乱刃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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