乱髪霜(読み)らんぱつそう

世界大百科事典(旧版)内の乱髪霜の言及

【灰】より

…このほか,シジミやハマグリの灰は湿瘡の塗布薬として用いられた。ヒトの抜毛を集めて焼き,灰にしたものは乱髪霜(らんぱつそう)といい,止血や利尿などの薬として現代漢方でも使われているが,唐代以前から用いられていたものである。【槙 佐知子】
[象徴的意味]
 灰は焼かれた聖なる遺骸の象徴であり,宗教的に重んじられた。…

※「乱髪霜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」