乾し首(読み)ほしくび

世界大百科事典(旧版)内の乾し首の言及

【首狩り】より

…両眼と口唇を糸で縫い合わせたり,全体を煙でいぶす処理も,同じ理由から行う。乾し首に封じ込められた力は,首級を手に入れた人の生命力として蓄積され戦争や邪術のもたらす危険に対抗する力として働く。首狩りは農耕民のあいだに特徴的な慣習で,しばしば豊饒,繁殖の儀礼と関連している。…

【ヒバロ】より

…エクアドルとペルーの東部に位置する上流アマゾンの熱帯低地に住む部族。自称はシュアラで,サンチアゴ川上流のウンツリ(狭義のヒバロ),パスタサ川のアチュアラ,サンチアゴ川下流のツム(ワンビシャ)の3族に分かれている。ペルー領のアグアルナも近縁である。無毒マニオクをおもに栽培する焼畑農耕民であるが,吹矢を使った狩猟,魚毒を利用した漁労も重要である。社会構成上の特徴としては,父系に傾斜した非単系原理,一夫多妻2世代の小規模家族構成,妻方居住婚の優先などがあげられる。…

※「乾し首」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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