世界大百科事典(旧版)内の乾式同時脱硫・脱硝法の言及
【脱硝】より
…本法を適用した既設大型ボイラー,加熱炉などの結果によれば,最適温度領域におけるガス滞留時間を,目標とするNOx除去率を達成するに十分なだけとりえないという理由で,50~60%程度のNOx除去率にとどまっている。
[乾式同時脱硫・脱硝法]
NOxおよびSOxを含有する排ガスに対しては,脱硝および脱硫を行うことが必要であり,現在は高温を用いる乾式脱硝と低温で行われる湿式脱硫が組み合わせて用いられている。一方,プロセスの簡略化や省エネルギーの観点から,一つの反応器で同時に脱硫および脱硝を行うシステムの確立が要望されており,初期に検討された湿式同時除去法では廃水処理,スペースなどの問題点がある。…
※「乾式同時脱硫・脱硝法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」