世界大百科事典(旧版)内の二クロム酸イオンの言及
【クロム酸】より
…転じてCrO3そのものをクロム酸ということもあるが,誤称である。酸化クロム(VI)水溶液がきわめて濃度の低いときは,クロム酸塩水溶液に似た黄赤色で, CrO3+H2O⇄2H++CrO42-に近い状態であると考えられるが,濃度が高くなるにつれて赤色となり,HCrO4-,二クロム酸イオンCr2O72-などが含まれてくるようになり,さらに高濃度になって赤黒色となると,三クロム酸イオン[Cr3O10]2-,四クロム酸イオン[Cr4O13]2-などのポリクロム酸イオンが含まれてくる。【中原 勝儼】。…
※「二クロム酸イオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」