世界大百科事典(旧版)内の二挺掛の言及
【農具】より
…また水田の除草にはがんづめが使われるようになった。畿内とその近辺以外へはあまり普及しなかったが,二挺掛(にちようがけ)と呼ばれる特色のある農具もこの時期に発明されている。これは,麦の播種溝をつくるものであるが,麦の播種期は綿の収穫期と重なるため,綿が完熟するまで畑から引き抜かないで,しかも綿の条間に麦の播種溝を能率よくつくるものである。…
※「二挺掛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」