二月堂光背(読み)にがつどうこうはい

世界大百科事典(旧版)内の二月堂光背の言及

【奈良時代美術】より

…釈迦の面相は豊満な張りを見せ,腰はしまり,身はうねるような力強い鉄線描の衣文線で包まれ,鏨(たがね)による線刻画の迫力と相まって,盛唐の絵画様式の特色をよく反映している。これと類似の図様を有する線刻画に〈二月堂光背〉がある。本尊は1667年(寛文7)に焼失したが,光背は断片的ながら遺存する。…

※「二月堂光背」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」