…先にあげた(1)に関する説話は,《今昔物語集》や《発心集》に見え,藤原氏の権勢に批判的な立場をとる《大鏡》では,歴史のたいせつなひとこまとして語られている。(2)は清和天皇のもとに入内する前の二条后(高子)との密通の話として,他の恋愛譚を合わせて発展し,《古事談》《宝物集》《無名抄》などでは,業平が二条后を盗み出したが后の兄弟たちに奪い返されるという話になり,忍んで通うために剃髪したとか,事が発覚したため懲罰として髪を切られ,髪が伸びるまで東国に下ったというような話も生まれた。また(2)と(3)が結びつけられて,都にいられなくなった業平が東国に下る話が有名になり,単に東下りといえば,業平の東国への旅をさすほどになった。…
…その後宮には歌人などが多く出入りして,貴族文化発達の場となった。在原業平と〈二条后〉高子との恋は《伊勢物語》に説話化されている。【目崎 徳衛】。…
※「二条后」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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