世界大百科事典(旧版)内の二段グセの言及
【クセ(曲)】より
…この3節型がもっとも例が多いが,ほかに,第1節・第3節から成る2節型(《松風》など)や,第1節のみの1節型(《海人(あま)》など。これを〈片グセ〉という),3節型プラス2節型の〈二段グセ〉(《歌占(うたうら)》《百万》など)もある。この謡事には〈クリ〉〈サシ〉などが先行するのが普通だが,〈次第―クリ―サシ―クセ(結尾は次第と同文)〉という形式をもつものもあり,この形が原型である〈曲舞〉にもっとも近いと考えられている。…
※「二段グセ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」