二重潮(読み)にじゅうちょう

世界大百科事典(旧版)内の二重潮の言及

【内部波】より

潮汐によって生起される内部波は,半日や1日の潮汐周期をもつ。振幅が最大になる層の上下において,この波に伴う流れは逆向きとなり,定置網漁場などではこれは二重潮と呼ばれ,これにより網が損傷を受けることもある。【寺本 俊彦】。…

【潮流】より

…しかし内部潮汐が起こっている場合には,それによる流れも加わり,各分潮流は深さに対し複雑に変化する。各地の湾に設けられた定置網漁場などで,上層・下層間で反対向きの潮流が生じ網に損傷を与えたりする二重潮は,内部潮汐による。内部潮汐は外洋でも起こり,それに伴う潮流は海水の混合に大きな役割を果たしているとみられる。…

※「二重潮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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