互助組(読み)ごじょぐみ

世界大百科事典(旧版)内の互助組の言及

【中華人民共和国】より

…貧農を組織して中農を強引に協同化の道にひきこみ,富農を孤立させる階級路線を一気に突っ走るか,生産用具や生産技術で優位にある富農や中農の存在を制限しつつ認めて生産を確保しながら,条件を整えつつ迂回作戦をとって集団化をすすめるか,である。集団化は具体的には,単独経営の基礎の上に共同労働を組織する互助組(第1段階),土地の出資と統一経営を内容とする初級農業生産協同組合(第2段階),土地および主要生産手段を集団化した高級農業生産協同組合(第3段階)の三つのステップを踏んで行われたが,53年に本格的に始まった集団化が,55年の冬には第2段階を実現し,翌56年冬には第3段階を実現したというのだから,いかにそのテンポが速かったかがわかる。これは,急進路線に立つ毛沢東の強力な指導なしには不可能なことであった。…

※「互助組」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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