五ヵ所糸割符仲間(読み)ごかしょいとわっぷなかま

世界大百科事典(旧版)内の五ヵ所糸割符仲間の言及

【糸割符】より

…しかし幕府は11年強硬な態度で糸割符制度のもとでのポルトガル船との貿易を再開する一方,当時日本からの朱印船貿易を盛んにし,また中国船の来航を優遇し,オランダ船,イギリス船も来航して平戸に商館を設置するなど,ポルトガル船の貿易独占は打破されていった。 31‐33年(寛永8‐10)にかけて,糸割符制度に大改定が行われ,仲間の組織を強化し,江戸,大坂の有力町人が追加され,五ヵ所糸割符仲間となった。さらに博多など北九州の諸都市に若干の分国配分が認められ,従来先買を認められていた呉服師仲間に対しても現糸60丸(現糸配分とは1丸50斤であって,この場合3000斤の白糸の実数を配分すること)が配分されることになった。…

※「五ヵ所糸割符仲間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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