五山堂詩話(読み)ゴザンドウシワ

デジタル大辞泉 「五山堂詩話」の意味・読み・例文・類語

ござんどうしわ〔ゴザンダウシワ〕【五山堂詩話】

江戸後期の漢詩論集。正篇10巻、補遺5巻。菊池五山著。文化4年(1807)から天保3年(1832)にかけて刊行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の五山堂詩話の言及

【菊池五山】より

…その後しばらく江戸を離れたこともあるが,1805年(文化2)以後は江戸で活動し,大窪詩仏とともに幕末江戸詩壇の指導的立場にあった。その主著の《五山堂詩話》は,多くの詩人の作品を紹介しては批評を加えるという形式のもので,正編10巻,補遺5巻が07年から32年(天保3)ころにかけて順次刊行されて,自然と詩壇の機関誌のような役割を果たした。五山の批評が公正で権威があったため,当時の詩人たちはこの書に収録されることを名誉とした。…

※「五山堂詩話」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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