世界大百科事典(旧版)内の五行相生説の言及
【陰陽五行説】より
…このめぐりは火に勝つのは水,水に勝つのは土……という順序になっているので,これを五行相克(そうこく)という。この理論は秦に利用されたが(周の火徳から秦の水徳へ),のちに漢の劉歆(りゆうきん)によって図2のような五行相生説(水は木を生み,木は火を生み……)が提唱され,歴代各王朝は相生説に従って自己の徳を定めた。たとえば,北方を異民族に奪われた南宋朝が最初の年号を建炎(炎を建つ)としたのは,宋(火徳)の再建という願いがあったからである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」