世界大百科事典(旧版)内の井岡山土地法の言及
【土地革命戦争】より
… 土地革命はコミンテルンと党中央の指導で行われたが,いかに農村の階級を区分し,どのように土地を没収して農民に分配するかはきわめて複雑な問題であり,試行錯誤を経て中国農村の現実に即した路線と方法を確立していった。根拠地で実践中の毛沢東が最も早く制定した〈井岡山土地法〉(1928年12月)には,地主所有地だけでなく〈すべての土地を没収する〉とあり,土地はソビエト政府の所有に帰し,農民は使用権を持つのみで売買は禁止された。土地の分配も,人口に応じ〈郷〉を地域単位とするほか,労働力に応じ〈区〉を単位とすることも認めている。…
※「井岡山土地法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」