《亜国日報》(読み)あこくにっぽう

世界大百科事典(旧版)内の《亜国日報》の言及

【邦字新聞】より


[第2次大戦後]
 戦後,サンフランシスコでは1946年5月,《日米》の系譜をひく《日米時事》が再生し,戦前の《新世界朝日》(1894年創刊の《新世界》の後身)の系譜をひく《北米毎日Hokubei Mainichi》が48年2月創刊され,ロサンゼルスでは《羅府新報》が再刊され,戦中でも新聞発行が続けられたハワイでは《ハワイ・タイムスHawaii Times》(1895年創刊の《やまと新聞》が前身,1942年《日布時事》を改題),1912年創刊の《ハワイ報知Hawaii Hochi》などが活動を続け,邦字紙の世界は急速に再建,拡大されていく(《ハワイ・タイムス》はその後休刊)。中南米でも,アルゼンチンの《亜国日報Akoku Nippo》(1947創刊),《らぷらた報知》(1948創刊),ブラジルの《サン・パウロ新聞》(1945創刊)などいくつかの邦字紙が出されている。 しかし,1世人口が減少し,3世の時代に入りつつある現在,各紙とも,すでに戦前から英語,スペイン語欄を常設するなど変化に対応している事例は多いものの,日本語新聞のもつ意味はうすれ,読者の漸減はもとより,日本語を書ける若い記者の圧倒的不足など,多くの困難に直面している。…

※「《亜国日報》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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