世界大百科事典(旧版)内の交叉伸展反射の言及
【反射】より
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[体性反射]
反射中枢が脊髄にあるものを脊髄反射spinal reflexと総称し,これが数個の脊髄節(各脊椎骨と対応する短い分節)に限局している脊髄節反射と,多くの脊髄節にわたる脊髄節間反射とに分ける。脊髄節反射には上記の屈曲反射のほか,伸張反射stretch reflex(ある筋肉を引き伸ばすとその筋肉に収縮が起こる),腱反射tendon reflex(腱をたたいて筋肉を短時間引き伸ばすと起こる一種の伸張反射),交叉伸展反射crossed extension reflex(屈曲反射の起こる肢と反対側の肢が伸びる)などがある。脊髄節間反射として典型的なのはひっかき反射scratch reflexで,ネコやイヌの肩口などに刺激が加わると,後肢をあげて律動的にひっかく運動が起こる。…
※「交叉伸展反射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」