世界大百科事典(旧版)内の交運共闘の言及
【労働運動】より
…これをてこにして職制支配に抗する力を養った国労・動労は,70年代初頭,国鉄当局による〈マル生運動〉に対しても頑強に闘い,勝利するにいたった(〈マル生反対闘争〉の項参照)。このような公労協単産における戦闘力の増大は,国鉄・私鉄を結ぶ交運共闘と相まって春闘にもはね返り,春闘相場の底上げにも一定の役割を果たした。さらに,73年10月の石油危機をきっかけとする〈狂乱インフレ〉のなかで,総評は物価,税制,社会保障など国民の共通した要求である政策的課題をも獲得目標に掲げた〈国民春闘〉を提唱し,春闘の新しい展開を図った。…
※「交運共闘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」