世界大百科事典(旧版)内の交錯投票の言及
【採決】より
… 上記の意味から転じて,政治的意味で,対立関係にある二大勢力のどちらもが過半数を制しえない状態のもとで,第三党以下の小勢力が多数・少数関係の推移に決定的な役割を演ずることをも,〈キャスティング・ボートをにぎる〉という。(3)クロス・ボーティング(交錯投票) 議院における表決の際,通常は議員の所属政党いかんによって可・否の分布が分かれるが,その反対に,所属政党の別と交錯した表決となる場合をいう。アメリカの二大政党制について,各州ごとの独立性が強く〈実質上は多党制〉といわれることすらある。…
※「交錯投票」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」