世界大百科事典(旧版)内の《京羽二重娘気質》の言及
【長町女腹切】より
…叔母は,亀山藩士であった半七の家に祟る信国の刀の因縁を夫に語り,罪を一身に引き受け切腹して死ぬ。その後に多くの影響作を生んだが,歌舞伎《雙紋刀銘月(ふたつもんかたなのめいげつ)》(1731),人形浄瑠璃《京羽二重娘気質(きようはぶたえむすめかたぎ)》(1764)はその代表である。なお,大正期以後は,原作に近い歌舞伎化も数回行われている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」