世界大百科事典(旧版)内の亭子院賜飲記の言及
【大酒大食会】より
…飲みくらべは闘飲,酒戦と呼び,食べくらべは闘食ともいう。いずれも平穏無事な社会の産物というべき遊びであるが,歴史的に最も古く,かつ著名なのは,911年(延喜11)6月15日,宇多法皇が催した亭子(ていじ)院での闘飲で,その日の様子を記録した紀長谷雄(きのはせお)の〈亭子院賜飲記〉が《本朝文粋(ほんちようもんずい)》に収められている。その後は長らくこうした記録は見られなくなるが,江戸時代に入ると盛んに行われるようになった。…
※「亭子院賜飲記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」