世界大百科事典(旧版)内の人工早産の言及
【妊娠中絶】より
…24週未満の流産では胎児が母体外に娩出されても未熟で小さく生命を保持することができないので,人工妊娠中絶(人工流産)はこの期間内のみに実施される。しかし母体に重篤な疾患が合併して緊急に妊娠を中絶しなければならないとき,あるいは妊娠の継続によって胎児死亡を招く危険があるときは人工早産が行われることがあるが,これは母体保護法にいう人工妊娠中絶には含めない。
[人工妊娠中絶手術]
手術は妊娠初期,すなわち妊娠2~3月までは子宮の入口(頸管)を拡大して,その後に子宮内容を除去し胎盤片や卵膜が残らないように搔爬(そうは)する。…
※「人工早産」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」