世界大百科事典(旧版)内の人本神迹の言及
【本地垂迹】より
…それが《唯一神道名法要集》なる著作に結集され,ここに神本神迹説ともいうべき立場が成立し,本地垂迹説の時代は終わった。また民間では《神道集》や御伽草子本地物にみられるごとく,死後神にまつられた人間こそ人生における苦難の体験者として神にまさる尊さが仰がれ,人本神迹の思想が広がり,吉田神道の出現と相まってこれが近世の儒家神道成立への道を開いたのである。神仏習合【村山 修一】。…
※「人本神迹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」