人民の家(読み)じんみんのいえ

世界大百科事典(旧版)内の人民の家の言及

【スペイン】より

…社会党は20世紀初頭にテロ行為を是認するか否かの瀬戸際にいたが,1910年に共和国主義者の支援を受けて,P.イグレシアスをマドリードから初めての国会議員に当選させ,議会主義の道を歩み始めた。富裕階級のクラブやアテネオに対抗して,社会党は〈人民の家〉を設立し,啓蒙・文化活動を展開した結果,20年には都市工場労働者を中心に党員が20万人に達した。社会党の党勢に比例して,社会党系労働組合〈労働者総同盟(UGT)〉(1888年結成当時の加盟者1万5000名)もバスク地方ビルバオ,アストゥリアス地方,レオン地方,ガリシア地方へと支持基盤を広げていった。…

※「人民の家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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