世界大百科事典(旧版)内の人民民主主義法の言及
【社会主義法】より
…法の歴史的発展を,ブルジョア法から法の〈死滅〉へという枠組みではなく,前者から新たな歴史的法類型としての社会主義法への〈発展〉としてとらえる思考がここに樹立される。 第2次大戦後に社会主義の道に入った国々の新しい法体系は,当初〈人民民主主義法〉と規定されたが,50年代後半からこれらも社会主義法という概念に包摂されるに至った。比較法学でも,観点は異なるが,現代世界の諸〈法圏〉の分類のために,ロマン法圏,ドイツ法圏,英米法圏などと区別して,社会主義諸国の法体系を社会主義法圏と規定するようになる。…
※「人民民主主義法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」